厚生労働省の保険医療2035提言書では、2035年に向けた課題として疾病構造の複雑化や多様性、専門細分化などが課題として挙げられています。
この解決に向けて「関係するサービスや専門職・制度間での価値やビジョンを共有した相互連携を重視し、多様化・複雑化する課題への切れ目のない対応をする時代への転換」を目指しています。
厚生労働省の保険医療2035提言書では、2035年に向けた課題として疾病構造の複雑化や多様性、専門細分化などが課題として挙げられています。
この解決に向けて「関係するサービスや専門職・制度間での価値やビジョンを共有した相互連携を重視し、多様化・複雑化する課題への切れ目のない対応をする時代への転換」を目指しています。
同様に、政府は骨太の方針に基づいて地域において「病院と診療所の機能分化・連携等を推進しつつ、かかりつけ機能の在り方を踏まえながら、かかりつけ医・かかりつけ歯科医・かかりつけ薬剤師の普及を進める」ことを目指しています。
つまり、国としては「かかりつけ医の普及」と「専門細分化・機能分化」を目指し「相互連携を強化する」ことを
目指しています。
日本医師会によると「かかりつけ医」とは、「なんでも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、必要なときには専門医、専門医療機関を紹介でき、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医師」と定義されています。
つまり、今後さらに疾病構造や医療ニーズが多様化していく中で患者さんの利益を考えれば、「かかりつけ医の普及」と同時に「かかりつけ医が紹介できる専門医」も必要で、そのバランスも重要であることが容易に想像できます。
しかしながら、平成30年(2018年)医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると、歯科の一般診療所における広告可能な専門医の割合はわずか3−4%です。つまり、歯科において紹介できる専門医自体が割合として少なすぎるのです。
さらに、歯科大学がない大分県のような地方では大学病院のような専門医療機関もなく、良い「かかりつけ医」が紹介することができる専門歯科医の割合が非常に少ないのが現状です。このような状況において、本来治療の選択肢であるはずであった専門医療が受けられなかった患者さんも残念ながら多々見受けられます。
実際に、歯を失う原因である重度歯周炎の日本における割合は過去25年間でやや増加傾向にあります。同様に、
H28年県民健康状況実態調査によると大分県における蝕有病者率(むし歯を有している人の割合)は約94%です。
このような問題解決のために、我々は医院として専門分野に特化した歯科医療を提供し、他分野の得意分野や専門分野を有する地域の歯科医院や医科と連携しながら、時代の変革や我々のビジョンに沿って継続的な新しい歯科医療の価値を患者さん自らが主体的に選択できる1つの重要な選択肢となることを目指しています。
そして、診療所・病院ベースの医療ではなく、連携医療の強化によって地域のコミュニティベースの医療を行なっていくことで最終的には地域における歯科的社会課題の解決を目指しています。
そのため、当院では、異なる専門医療を行なっている歯科医院や得意分野を有する歯科医院との連携によって、連携医療を実践しています。
ご紹介いただいた患者さんの治療終了後は、紹介元の医院で歯周病・インプラント治療以外の補綴治療やメインテナンスなどを行なっていただきます。このような歯科間連携によって、生産性向上だけでなく紹介元の医院の価値も上がっていくと考えます。
当院より患者様へご予約のご連絡をいたしますので、貴院より当院にメール、
電話にて下記についてお知らせください:
メール:
oitaperiodentaloffice.recep2021
@gmail.com
電話: 097-576-8562
患者様にご来院いただきましたら、当院にて初診時の診査・診断を行います。
その診断に基づいて立案した治療計画について貴院へご報告いたします。
治療内容や治療途中経過のご報告を致します。また、治療が終了しましたら報告書を作成し、メールまたは書面にてご報告します。
治療終了後、歯周組織が安定した患者様に関しては、貴院にて補綴治療やその他必要な治療とフォローアップをしていただきます。リスクが高い患者様については一定期間フォローアップを貴院でのメインテナンスと並行して当院でも行なっていくことがあります。