アメリカ歯周病・インプラント専門医
岸本 隆明
はじめまして、
アメリカ歯周病・
インプラント外科
専門医の
岸本 隆明です。
私は大分で生まれ大分で育ち、歯科医師である祖父や父の背中を追いかけて長崎の地で歯科医学を学びました。
歯科医師となり、患者さんの治療を経験する中で、歯周病に対する疑問やその治療に興味を抱き、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科では歯周病におけるメカニズムの研究に携わりました。
その後、父がオクラホマ大学補綴科に留学していたこともあり、自分もより精密な歯周病治療やインプラント治療を学びたいとの思いからアメリカインディアナ大学の歯周病科Postgraduate program(歯周病科大学院専門医過程)で3年間、患者さんの治療を通して臨床医として歯周病の治療やインプラント治療を学びました。
卒業時には学年で優秀な成績を残した学生の中から選ばれるアワードを2つ受賞することができました。
アメリカ歯周病学会によると、歯周病専門医は“歯周病の予防、診断、その治療とインプラント外科に特化した歯科医師である”と定義されています(1)。歯周病治療には 様々な治療が含まれており、歯ぐきの退縮をカバーする根面被覆術や歯の周りの組織の再生療法など多岐にわたります。
また、重度の歯周病や侵襲性の歯周病に加えて分岐部病変やインプラント周囲炎も、歯周病専門医が管理するべき疾患としてアメリカ歯周病学会により推奨されています(2)。
これらの治療には高度な専門知識と臨床経験が必要なだけではなく、患者さんの良好なブラッシング、定期的な来院と患者さんごとのリスク管理が必要不可欠です。その上で患者さんの長期的な口腔健康の維持と向上を目指しています。
日本とアメリカでは制度や文化の違いがあり、治療の決定基準が異なるということをよく耳にしますが、現在、科学的な根拠のベースとなっているのは英語論文ですので、 科学的根拠における国別の違いは学問的にはないはずです。しかしながら、治療の選択や質には差があるのが現実です。
それと同時に、科学的根拠に基づいた治療(Evidence based dentistry, EBD)の実践には歯科医師の臨床経験や専門知識、患者さんの希望、最新の科学的な根拠が重要であり、これらすべての要素が治療の意思決定を左右します(3)。
そこで、科学的な根拠に基づいた正確な情報を提供し予知性の高い治療を行い、医療法人 岸本歯科の理念を引き継ぎながら患者さんの生活の質(クオリティオブライフ:Quality of Life, QOL)の向上に寄与していきたいと思っております。
- 経歴
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- 1983年
- 大分県に生まれる
- 2007年
- 長崎大学歯学部卒業(DDS取得)
- 2008年
- 同大学付属病院研修医室勤務
- 2012年
- 同大学歯周病科大学院終了(PhD取得)
- 2013年
- 岸本歯科勤務、日本歯周病学会認定医取得
- 2017年
- インディアナ大学歯周病科大学院専門医課程を
首席で卒業
Postgraduate program修了(MSD取得)
The Henry M. Swenson Award受賞
E.Brady Hancock Resident Award受賞
- 2018年
- 長崎大学歯学部臨床准教授
アメリカ歯周病学会ボード認定医 取得
(Diplomate, American Board of Periodontology)
- 2018年
- Oita Periodontics Education
主宰:大分で歯科医療従事者や医療従事者への
歯周病学教育を介して患者さん中心の利益を促進させ、
連携医療を通して超高齢社会における
新たな歯科医療コミュニティモデルを構築することを目的としています
(2020年は大分県内の14歯科医院が参加)
スタッフ
歯科衛生士
- 石川あずさ
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- 2021年
- 準備中
経歴
- 永井恵里
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- 2021年
- 準備中